輝ける闇 開高健 読了

簡単に言えば開高健のベトナム戦争従軍記です。

200人の部隊に従軍記者として参加し、17人しか生き残らなかった戦闘の模様が圧巻で、熱帯の熟れた空気の中、眼前でゆっくりと死を迎えて行く仲間たちの描写は読んでいて悪寒を催すほどです。兆弾に胸をえぐられて肺が露出し、息をするたびに血のあぶくが胸から噴出す云々・・・・

ただ、本編の99%は、ジャングルの中での米兵とのやりとりや、サイゴン市での生活ぶりだったりで、全てが戦記ということでもないのですが・・

本人自身が「傑作」と言っていて、彼の絶筆である「珠玉」が大好きな僕は読んでみたのですが、正直あまりピンときませんでした。修辞があまりに微に入り細を穿っている感じで、なんか今の生活ペースで読むとあまり味わえない感じでした。

今、同時進行で読んでいるのは

プラトン 饗宴
カフカ 変身
塩野七海 海の都の物語
ムハマドユヌス 世界から貧困をなくす
荒川省二 日本の歴史16巻 豊かさへの渇望