着道楽






一ヶ月前にオーダーしたスーツが上がってきました。

僕は派手好みではないと思いますが、いい生地で洋服を作るのは大好きです。
スーツにかぎらず、シャツでもスェーターでも、クラシックでいい素材の物を買って長く着るのが好きで、流行物には余り手を出しません。

従って僕のクローゼットには、ここ10〜20年くらい着ているものがずら〜っと並んでいます。
一番古いスーツは26歳のときに仕立てたものなので、かれこれ13年着ていますが、未だに古さを感じさせないし、羽織ったときの「パリッ!」と音のしそうな感じも全く変わりません。

写真のスーツ、生地はErmenegildo ZegnaのHelitageです。Zegnaの店頭で吊るしを購入すると20万円前後でしょうか。馴染みのテーラーでかなり安く作ってくれました。モヘアが若干入っていてシャリ感があり、これからの季節に重宝しそうです。

僕は痩せ形なので通常より肩幅を狭めに、逆にベントはフレアする様に仕立てていますが、最近流行の、お兄ちゃんたちが来ている様なピチピチのものとは縁遠い、いわゆるクラシコのフォルムが基本です。

クラシコ、ということでパンツも勿論タックを二つ入れていますが、少しテーパードさせて足は細めに見える様にしています。

馴染みのテーラーにずっと御願いしていることの良さは、年月を経ながら徐々に自分の完全な好みに合わせて行く様に出来る点でしょう。女性服はバリエーションが多すぎてちょっと難しいと思いますが、男性の「正式な」スーツのフォルムは基本的に永遠不変なので、一旦フォーマットを作った上で、着丈をちょっと短くするとかラペルを太くするとか、パンツをテーパードさせる、といった微妙な変更を日々試行錯誤できるという点でしょうか。

実に楽しいもんです。