アスペンの若手版

アスペン・インスティテュートという組織をご存知でしょうか?

Aspen Instituteと英語では書きますが、簡単に言うと、経営者向けに経営学ではない、一般教養=リベラル・アートを教える研究・教育機関です。

日本アスペンの代表はゼロックスの小林陽太郎さんがやられていますが、コンサルティング会社のパートナーの多くが、アスペンのファシリテーターをボランティアでやっています。

具体的なプログラムは僕もよく知らないんですが、ものすごく単純化して言うと、その筋の専門家が、古典を解説してくれる、というプログラムです。古典って言うのは論語とか、ガリア戦記とか、リヴァイアサンとか、そういうもんですね。

戦略コンサルティングをやっていると肌感覚で感じるのですが、経営技術がどんどん細分化・専門化していて、会社という社会的存在を時間軸・空間軸でどう位置づけるか、ということを全体的に考えるポジションの人が、すごく少なくなってしまっていて、「それではいかんのじゃないか、経営というのは、社会に大きな影響を与えることである以上、その責任者である経営者は、人類の英知について無知で居ることは許されない!」という問題意識で産まれたのがアスペンで、経営者教育という観点では、圧倒的なプレゼンスを獲得するに至っています。

僕が今考えているのは、20代後半から30代、40代前半くらいまでの、まだ人となりが固まっていないビジネスマン向けに、アスペン的なことを教えたり研究したりする機関が必要なんじゃないかな、と思っていて、そういう会社を作れないかな、とちょっと思っていたりします。

僕はグロービス経営大学院でも講師をやっていますが、ああいうばりばりの経営学というよりかは、もうちょっと全人格的な教育に近いところを出来る場所を作れない物かと思っているんですよね。

そんなに資金の居る話じゃないので、少しずつ前に進めようと思っています。